目次
東京で美味しいケータリングと出会うためには
はじめに…
このページでは、東京で美味しいケータリングと出会うためにはどのようにすればよいのかを、皆様にわかりやすくご案内させていただきます。
~目次~
- 1. 美味しいケータリングとは
- 2. シチュエーションに合った業者を選ぶ
- 3. 求められるキュレーション力
- 4. 食の多様性にフィットできているか
- 5. 安心・安全な調理であるか
1. 美味しいケータリングとは
ケータリングにおける美味しさとは、レストランのように一皿の中で表現されるものではなく、空間プロデュース力やエンターテイメント性など五感に働きかける様々な要素の掛け合わせによって生み出されます。
例えばローストビーフ一つとっても、ただ大皿に盛り付けられたものなのか、シェフがケータリング会場まで出向いて参加者様とコミュニケーションを取りながら目の前で好きな量を切り分けてくれたものなのかによって、たとえまったく同じローストビーフでも感じる美味しさは格段に変わります。
先日も東京のとある会社様のオフィスに弊社のシェフを派遣し、ローストビーフのケータリングを行って参りましたが、その日は予算の関係でオーストラリア産の赤身肉を調理したものでした。
しかし、とある参加者様とトークを交えながら、切り分けたお肉に熱々のソースをかけて提供するとその参加者様は今まで食べたローストビーフの中で一番美味しいと大変喜んでくださりました。味覚だけではなく、目の前での調理だからこそ視覚、嗅覚、聴覚によって「美味しい」という喜びが増したのだと考えます。
これは一例ですが、要するにレストランを選ぶこととケータリング業者を選ぶことは、「美味しい」という考え方のスタート地点が違うのだということです。
2. シチュエーションに合った業者を選ぶ
次に、ケータリング業者の選定です。東京にはいくつかのケータリング業者があり、またシェフの働き方の多様化により個人でケータリングを行う方も増えてきました。その多くの選択肢の中から最適なものを選ぶには、シチュエーションとマッチしているかどうかがとても重要です。
お客様それぞれにおいてシチュエーションを考えたときに、以下のようなご要望が生まれてくるのではないでしょうか。
a)低予算でボリューム重視
b)とにかく参加者を楽しませたい
c)スタイリッシュで上質なものを提供したい
d)特定の料理分野において傑出したものを提供したい
e)様々な国の方々、皆様に喜んでいただきたい
等々。
このページではそれぞれのシチュエーションにおいて、最適な選択をするための話は割愛しますが、例えばスタイリッシュで上質なものを、ということでしたら東京でケータリングを行っているJERIQUEさんのような細部にまでこだわっているフィンガーフード主体の業者さん等がいいでしょうし、特定の料理分野が決まっているようならインスタ等で個人で営まれているシェフを探して直接DMでコミュニケーションを取ってみるとよいでしょう。
美味しく最適なケータリング業者を選ぶためには、まずは自身が主催される会のシチュエーションを把握することが重要です。
3.求められるキュレーション力
ケータリング業者が決まればいよいよ料理・ドリンクのプランや装飾を考えていきます。
が、ほとんどの方においてもっともいい方法は、まずは総予算と参加人数、先ほどの項で出てきたシチュエーションを伝え、叩き台の見積もりとケータリングのメニュー内容等を業者に提案してもらうことだと思います。
そしてその際には、いくつかのパターンで提案してもらうのがいいでしょう。そうしてテーブルに様々な選択肢を用意した上で、より最適だと思う内容に組み替えていくと、理想の形に近づいていきます。
装飾などについては過去のケータリングの施工事例などを見せてもらうのがいいでしょう。その中からもっともイメージに近いものを伝え、必要な場合はさらに要望を伝えましょう。
ここでは主催される方の負担等を考慮した簡易的な方法をご紹介しましたが、もちろんフルオーダーで1からケータリング、パーティーを作りたい方はとことんこだわるのももちろんおすすめです。
ただその際でもプロのケータリングプランナーは付けておいた方が様々な手配ルートをもっていることだけとっても有効的なのでおすすめします。
4.食の多様性にフィットできているか
ここでは近年クローズアップされている食の多様性に触れておきます。
そもそもケータリング・パーティーにおける食の多用性とは、参加者全員、誰ひとり取り残すことなく美味しい食事で空腹が満たされ、楽しくハッピーな場であることです。
そのためには、ベジタリアン・ヴィーガン・ハラールの方々やアレルギーを抱える方々に配慮したケータリングメニューの充実したラインナップが求められます。
その際に、例えば空腹を満たすためだけならば、食事の制限のある方専用に1プレートの提供をすればこと足ります。
しかしパーティー等の場において一体感をもって楽しくハッピーな状態を保つためには、最大公約数的ではあるが美味しいメニューや食材の選定、また各メニューにおいての食材表記をすることが必要です。
そしてこのことは、特に対外的な会を主催することが多い東京での開催においては、主催者がどの程度ダイバーシティに配慮しているのかを示す良い機会となりますので、決して軽く考えることなく取り組むべきだと考えます。
5.安心・安全な調理であるか
会の主催者として、美味しいよりもまずは参加者に安心・安全な食事を提供したいという思いは共通だと思います。しかし、業者の選定にあたっては多くの場合WEBサイトやSNSなどから選択するケースがほとんどで、安心・安全という観点ではなかなか情報が乏しく判断材料があまりないのが現状だと思います。
そこで判断の基準として、HACCPの導入・運用を行っているかを取り入れることをおすすめします。食品衛生法の改正がなされ、2021年6月からすべての食品に関わる業者にとってHACCPの導入・運用は完全義務化となりました。
HACCPとは、事前に実態に沿って立てた衛生管理計画を実施し、その実施内容を振り返って調べられるようにすることで、食中毒等の事故を起こさないようにすることと、万が一事故が起こった際に原因の究明ができる、仕入・製造・出荷・提供体制のことです。
各社それぞれ規模や製造内容等が異なるので、実態に沿った計画の策定が必要であり、弊社でもサラヤ株式会社様との共同で計画策定をし、正しく実施されているかの検査を年間を通じて定期的に行っております。
このHACCPは国際基準であるので、特に海外のお客様が多いであろう東京でのケータリング利用の際は、業者選定の基準にされることをおすすめします。
まとめ
ここまでの説明はいかがでしたでしょうか。
このページでは皆様がそれぞれのシチュエーションに合った「美味しい」「多様性」「安心・安全」なケータリングによる会を主催できるように、特に東京での開催、また、比較的初心者の方々に向けて説明を行って参りました。
別のページでは、さらにそれぞれの目的に特化した内容に触れているものもご説明させていただいておりますので、2回、3回と回数を重ねるごとに読み返していただけると幸いでございます。
2ndTable株式会社代表取締役 [ https://2ndtable.com/ ]
BISHOKURU株式会社代表取締役 [ https://bishokuru.jp/ ]
ケータリングプランナー 三原一馬